2013年7月5日金曜日

染め方 お見せします 


染の森田麻里です。

今日は型染めの制作過程を簡単にご紹介します。


前回のブログでもお見せした型紙を使って、白生地の上にへらで防染糊をおきます。
あみ目を通して糊が生地につきます。模様部分には糊がつきません。


















糊が乾いたら小さな刷毛で色を染めていきます。色は顔料を使っています。
その後、水で糊を洗い落とします。



 白地に色つきの花模様が完成しました。


ちなみに1色で染めるとこんなかんじです。



同じ型紙を使っても色の取り合わせでイメージの違うものが出来上がります。

染物の上では好きなことをやりたい放題、
実生活ではそうはいきませんが・・

2013年7月2日火曜日

どうなる事やら???

染の土屋です。
第2回目の展示イメージなんですが・・・・
どのような展示になるか今の所、フワフワなんですよね・・・・・

前回の展示は

このような展示でした。
空間を活かす立体的な布展示が出来ればと思っています。

2013年6月29日土曜日

木をならべて。

木工の薗部です。制作について。

木をならべて。

僕は何かが、並んでいる姿に何故だかグッと心を掴まれます。

ただ並んでいるだけのものではなく、なにかのためとか、意図とか目的とか、そうやって並んでいるものや、意味をとらえることができないものも不思議とそこかしこで見詰めてしまうのです。

あるいは、他の人には何のことやらと、通り過ぎるもののほうが多いでしょうか。自分でもなぜかそのわけはなぞが深まるだけで、理由らしい理由はついぞみつかりません。まったくもってこの感情だけは意味付けできなくお手上げなのです

そんな私はものをならべて何かを拵えようと考えています。むう。







2013年6月27日木曜日

夏の思い出 森の夢 不思議ないきものたち



こんにちは、鈴木祥太です。



7月19日より9月29日まで、

名古屋市のヤマザキマザック美術館にて、展示会「夏の思い出 森の夢 不思議ないきものたち」が開催されます。



このヤマザキマザック美術館は、ロココからエコール・ド・パリまでの絵画作品とともにエミール・ガレに代表されるアール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス、家具作品を展示している美術館です。




この展示会に向け新作を制作中です。

細かい作業が延々続いています…。










旧作合わせると十数点出品予定です。





アールヌーヴォ―の家具、工芸品とともに私の作品がどう展示されるのかぜひ会場でご覧ください。





2013年6月25日火曜日

dot's weaving ・・・小島秀子−2

もう3年近くたってしまった事にビックリですが、
私の最も最近開いた個展のテーマが「dot's weaving」でした。

 織物の色の見え方は並置混色で、経糸と緯糸が交差して出来る小さな点で構成されています。それが布の表情の中で最小のdotです。この色の混ざり方が前回私が書いた「透明な色の重なり」になるのです。この展覧会ではこの織りの原点のdotに立ち戻り新たな私なりのdotを模索、花織り、絣、綾織り、裂き織り、絞り染めなどの様々な技法で様々なdotを表現しました。
ポチポチdot好きの私にとって、とても楽しいお仕事になりました。



また、丸い窓を開けてそこに織り布を入れこんで、織り布のアートブックも作りました。
小さな丸い窓の世界から布を見る。その限定された世界から見ると、今までその布からは見えなかった表情が見えてきます。
 まあるく切り取られた世界から見える小宇宙、布に遊ぶ一つの方法としてとても楽しいものでした。
 身にまとう事とは違った世界が見えて来ます。

今回の都美での展示ではなにが見えてくるのか、まだ少し模索中。








dot's weaving展の会場風景動画です
http://www.youtube.com/watch?v=Bnny0UFmsjg




2013年6月23日日曜日

蓮の展覧会



佐藤典克•泉さやかで出展いたします
蓮をテーマにした展覧会です






















初めて出店させていただくギャラリー
Gallery FUKUTA さん
小田急線の玉川学園駅より徒歩10分
住宅街の中にあります素敵なギャラリーです

玉川学園ではこの季節
点在するギャラリーが「蓮」という共通のテーマで
それぞれ展覧会を企画され
蓮一色になるようです

そこに私たちも参戦いたします
二人とも初めてのテーマ モチーフです
どのように作品に盛り込むか…
かなり悩みました

会期中には「リズム&バロック」のコンサートも企画しております
私たちの新しい作品とコンサート
お楽しみいただけると思います
梅雨のさなかだと思いますが
ぜひ玉川学園まで遊びにいらして下さい


「佐藤典克 泉さやか 新作陶展 〜蓮に心をよせて〜」
Gallery FUKUTA ギャラリーフクタ
2013年7月4日(木)〜18(木)会期中無休
10:30〜18:00(最終日16:00まで)
7月14日(日)17:00〜「リズム&バロック」コンサート

〒194-0041
東京都町田市玉川学園8−13−30
042−726−7173


どうぞよろしくお願いいたします

2013年6月21日金曜日

2次元を3次元へ


前回、沢山エスキースはすると書きました

立体をつくる者にとって問題になるのが

それを3次元にした時におこる曖昧にしか想像できていなかった部分の発見です

裏、表、上、下 いろんな方向からを想像して描いてみても

実際にカタチになると ん?ん?ん?ここは?

みたいなところが出てきます

どんなに頭をフル回転させても 

2次元では少しボヤッとした部分が残ります(僕の場合ですけどWW)



























そこからは 小さいもので作ってみて・・・大きいものして・・・

またここでも(笑 サイズ感の違いからくるニュアンスの違い

結局いつも アイデアから完成まで エスキースがずっと続いていくわけで

ひとつの作品は次の作品のエスキース?と感じます

終わる事ない制作は3次元への挑戦!と少しかっこよく しめくくります(笑




2013年6月19日水曜日

北原 久・進 漆芸展 のお知らせ * おわんや巧 @ 京都 * 6/20(木) ~ 6/30(日) *





木漆工芸作家の北原進です。

6月20日(木)から6月30日(日)まで、京都の " おわんや巧 " にて " 北原 久・進  漆芸展 " を開催いたします。

京都はわたしにとって、特別な想いのある懐かしい場所です。

わたしの父である北原久は、1986年から1987年にかけて行われた京都金閣寺の昭和大修復の際に漆工部主任を務めさせていただいておりその間の2年間を京都で過ごしました。

その頃長野県の小諸で木工の修行中だったわたしは父の仕事を一目見たいと思い、午後7時頃にその日の仕事を終えると原動機付バイクで小諸を出発したのでした。

夜通し走って朝6時頃に京都に着いて金閣寺を見た時のすがすがしい気持ちは今でも色あせることなく、昨日のことのように思い出されます。

その後わたしも京都に長期滞在しながら、父とともに金閣寺の修理にたずさわるようになりました。

日々の仕事。木曽の人間には堪える京都の夏の暑さ。休日の日課だったバイクでの京都散策。

今となってはそのすべてが、かけがえのない大切な思い出です。

今回は父との二人展のために京都に向かいます。

今回の作品展では茶道具や日々の暮らしの器に花器、そして整理小箪笥、丸膳といった小家具や厨子など、さまざまな作品を展示いたします。

6月20日(木)〜6月22日(土)は北原進が、そして6月23日(日)〜6月25日(火)は北原久が在廊いたしております。

ぜひ御高覧いただければ幸いです。






2013年6月17日月曜日

宴 -ハナヤギノトキ-












































前回 ART FACTORY`s「粋」2013と同じ会場にて
今回は東京藝術大学の陶・漆・金属出身の
メンバーが揃い「宴」をテーマに作品を発表いたします

写真の作品は今回の為だけに制作したコラボレーション作品です

同世代で話し合いを重ね展示会を構成してきました
個々の個性はこの会を通じってまた新たな展開へと広がる事でしょう

ぜひお出かけの際は 東急本店にお立ち寄り下さい

私は酒器、花器を中心に Happy Butterfly を渋谷へお届けします

「宴 -ハナヤギノトキ- 陶・漆・金属」渋谷・東急本店8階美術ギャラリー2013年6月20日(木)ー26日(水)
10:00ー19:00(最終日17:00閉場)
尾形隆昭(陶)
坂井直樹(金属)
佐藤典克(陶)
中島靖高(漆)
松本由衣(漆)
いもの道具みちくさー三枝一将+巽水幸(金属)





宴 facebookページ
どうぞよろしくお願いいたします

2013年6月16日日曜日

はんこいろいろ

前回 うつわに絵は描きません と書きましたが
押印文様で陰影を使い 表情を持たせています
その文様に使う印は全て手作りです

石膏から削りおこしたもの 磁土を使って焼いたもの
最近はエッジを際立たせるために 木材を使って作ってみたりしています
でも 土には湿り気があるので 木材も硬いものでなくてはいけません
彫刻刀では限りがあり 扱い慣れない素材なので ちょっと四苦八苦しています…(笑)




2013年6月14日金曜日

「染まる色」の美しさ

こんにちは 染色作家の桂川美帆です。
今日は、ろうけつ染めの色の魅力について書きたいと思います。
この写真は、先日のお着物を染めている途中の段階を写したものです。

 下から見上げて、光を透過させると、色がいくつも重なってとてもきれいです。
以前にも書かせていただきましたが、ろうけつ染めは、防染と染色を何度も繰り返して模様を描き出してゆくという特徴があります。
薄い色から染めてゆき、乾いたら蝋でマスキングを施し、また違う色で染めてゆく、その繰り返しが、独特の深みのある色を作り出します。

そしてその特有の透明感や鮮やかさが、わたしにとって、空の色や、花びらの重なり、遠くの景色を思い起こさせるのです。
優しくて、たおやかで、はかないようで、力強い、そんな色彩に魅せられて、私は心象風景を表現しているのかもしれません。



2013年6月11日火曜日

ものがたり


こんにちは ガラスの蔦嶋 薫です。


今回は作品アイデアのおおもとについて、お話したいと思います。

自己紹介の際にも少し触れましたが、私は作品で様々な物語の一片を表現したいと考えています。
現実からちょっと離れた、空想の世界の物語。彼岸。そういったものに魅かれます。
もともと小説を読むのがとても好きで、特に幻想小説やSFの影響を受けてきました。


国内・海外問わず気になった小説を読んでいます


普段の生活の中でも、何か空想の世界に通ずると思えるものを探しては写真に撮ったりしています。
被写体は扉、階段、螺旋階段が多いです。










たとえば、空間を隔てる扉はこことは違う場所に繋がっていそう、ですとか
螺旋階段における回転と上昇のかたちは儀式的で特殊な感じだな、などとつらつら考えています。




最後に、稲垣足穂の小説で私がとても好きな「薄板説」のおはなしを抜粋します。



「現実世界の時計の針が刻む秒と秒のあいだに、或る不思議な黒板が挟まっている。そのものはたいそう薄い。肉眼では認めることができない。(中略)ーー吾吾が道を歩いている時、飾窓や音楽や、人や、自然物に気をひかれてひょいと首をまげさせられる。これは、実は、春の野辺に立つ糸遊のごとくに、デリケートな薄板がそれらの物象を借りての誘惑なのである。(中略)吾吾の視線が適当な角度に合致したならば、吾々はその音楽なり花なりを媒介として、はても知られぬ美の王国へはいることを許されるはずである」

                           ーーー 稲垣足穂『童話の天文学者』より





2013年6月8日土曜日

しあわせ~ 




森田麻里です。

梅雨前の晴れた日に、ばらを見に行ってきました。いい匂いの中幸せな気分で歩きまわりました。大好きな花ですがあまり模様にはなっていません。

今ふと思い出して20年近く前に染めた ばら模様 を箪笥から出してみました。色留袖に仕立てましたが、母が1回着ただけです・・



さて、新作の型紙を少しだけお見せします。

模様を紙に写してカッターで切り抜き、切り絵のような型紙を作ります。黒い部分が紙、白い部分は切り抜いて下の布が見えています。型がばらばらにならないように紗という細かいあみを張ってあります。

この型紙を使って型染めをします。




2013年6月5日水曜日

漆器産地としてのとりくみ



わたしが生まれ育った木曾平沢という町は、漆器産業を生業とする人々が集住する全国でも珍しい地域です。

伝統的な町並みの風情を今なお色濃くとどめ、漆工という伝統工芸の職人町としては日本で唯一「国の重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されています。

全国にある漆器産地の多くは大名などの庇護の下に発展してきましたが、中山道沿いに位置する木曽漆器は一般市民が使う生活用具としての漆器を作って発展してきました。

しかし、日本の伝統工芸品としての漆器産業の規模は、生活様式の急激な洋風化にともない1991年頃をピークに縮小しています。

この地域の漆器産業も例外ではなく、わたしが25歳くらいの頃をピークに縮小してきているのを肌で感じています。

そのような状況のなかで、日々の生活のなかでごく自然に漆器に親しんでいって欲しいという願いを込めて、この地域の小中学校では漆器の給食セットを毎日使うというとりくみがなされています。

自然の恵みである木と漆。漆器産業は21世紀の循環型経済社会の実現を目指すなかで、その主旨を体現する産業であるとわたしは信じています。

漆器店、職人、そして作家として自らの表現を追求する者。日々、それぞれの方向性で頑張っているみんなが一丸となって産地をもり立てようとするとりくみのひとつに、今年で第46回をむかえる漆器祭があります。

ちょうどわたしが生まれた頃に始まった祭りで、今年の日程は6月7日(金)・8日(土)・9日(日)。

わたしも町通りの親戚の家を借りて、日々の器から茶道具に厨子、そして家具などさまざまな作品を展示し、みなさんに “ぬりもの” の素晴らしさを知っていただけるよう努めたいと思っています。






2013年6月3日月曜日

ひきだし。

織の加藤富喜です。

今日は、作品のデザインを考えるときのことをお話します。

日々の生活の中で、どきどき・わくわくを感じたら頭のひきだしにしまっておきます。
作品を作る時は、まずその頭のなかのひきだしをいろいろ開けてみます。
あたまのひきだしの中に入っているどきどき・ワクワクの素を取り出して、どうやったら織布になるか、デザインや織組織を考えて制作しています。

この春のどきどき・ワクワクの写真です。いつか作品になる日がくるかもしれません。

2013年6月1日土曜日

国展作品 土屋直人

第87回国展 今年の作品です。
題名:INHERIT THE STERS 3

名古屋展 5月28日〜6月2日まで開催。





















2013年5月31日金曜日

緑青実験

緑青サンプル板


金工の鈴木祥太です。



先日、緑青実験を行いました。



緑青とは銅のさびのことで、長い間雨風にさらされていると自然に出来ていきます。



金工作品では着色仕上げに使うことが多い緑青ですが、色を付けるまでそんなに長い間待っていられないので、薬品を使い強制的に緑青を発生させます。




その緑青も薬品の配合、付け方、乾かし方で色の付き方が違うんです。




晴れた日に日光に当てながら、薬品を付けては乾かしを繰り返し、ゆっくりと徐々に緑青を着けていくのが一般的です。
それを待っていられないときは、ドライヤーで乾かしたり、火であぶって乾かしたりもします。
でもそれだと、やっぱり綺麗な色にならなくて、お日様の力は偉大だと感じるんです。




今回いくつかの方法を試してみましたが、まだまだ欲しい色になかなかならず苦労しました。今後も実験を繰り返して緑青発色の可能性を探っていきたいと思います。

2013年5月30日木曜日

自分スタイル

大学で美術を学んだ私がよく言われたのが

スケッチ沢山沢山しろ! でした

鳥、花、山、川・・・・どこにでも題材はあるのだから


わたしですか?

相変わらずで怒られそうですが・・・全くというほどしません

代わりに?(笑) エスキースは沢山沢山します

空いている時間はスーっと尖らせ過ぎた鉛筆で描いています



























予備校時代からこんな風に尖らせるのが大好きで

削っては折れる、削っては折れる。をよく繰り返したものです


話を戻して・・・具象物を描くのか描かないのか

それと同じくらいスケッチをするとかしないとか

今の僕の中ではたいしたこととは感じていません


エスキースで描いた 

点・線 が面になり構築され立体になる

これこそが今、コンセプトとしてあげている 「縒~ヨリ~」 を

表現するにあったスタイルだと思っています


2013年5月28日火曜日

桂川美帆 展覧会のお知らせ

こんにちは 桂川 美帆です。
今日は展覧会のご案内をさせてください。


普段は大きなタペストリー作品などを制作しているのですが、
今回は初めてお着物を作りまして、お世話になっているギャラリーで展示販売していただくことになりました。
小作品や、ストールや風呂敷などの小物、夏帯などもご用意しております。
ろうけつ染めで染めたオリジナルの生地で、鼻緒をお仕立てすることもできます〜

現在この展覧会に向けて、これまでの制作とはまた少し違った 楽しさや難しさを味わいつつ奮闘中です。
お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください。
よろしくお願い致します。


「桂川 美帆 染色作品展」
6月1日(土)〜6月5日(水)
 open11:00 ~ close18:00
 Gallery hechi (小田急線 喜多見駅より徒歩3分)
ギャラリーHP → http://www.hechi.jp/pg230.html


 

2013年5月27日月曜日

透明な色の重なり 小島秀子−1





小さい頃から色水遊びが好きでした。色紙を水につけていろいろな色の色水を作って、それをガラス瓶に入れて透かしたり、重ねたり、また色水を混ぜて新しい色を作ったり。
色と色との重なりにワクワクして何時間でも眺めていました。
また、色セロファンを透かしたり重ねたり。

織り物はそんな色の重なりで表現しています。
経糸の色に緯糸の色の重なり。それは透明な色の重なりです。
私にとって織物はそこが一番ワクワクするところ。




大好きなのはルイス・バルカンの建築写真。ここには光と影の中に透明な色の重なりが見えるから。
こんな光と陰の中の透明な色の重なりを織物で表現して行けたらと思っています。