2014年8月1日金曜日

日本の伝統色という色見本 土屋直人

DICという色見本があります。
実際に染料で同じ色が出せるかというと絶対に無理なことなんですね。
顔料なら何とかなるような気もしますけど。??
さらに使っていると徐々に擦れて色褪せしてきます。
では、なぜ工房に色見本があるかというと、
このDICには、混色の比率が書いてあるのです。
これがものすごく役に立ちます。
データも見ずに染液を作って、どうしても目的の色にならない時など
何を混ぜればいいのか教えてくれるのです。

2014年7月20日日曜日

私の釉色アラカルト

こんにちは、雪ノ浦 裕一です。
四季折々の生活の中で土の香りのする作品作りを
めざしています。
岩手の土を主に使い、リンゴ・ナラなどの天然木灰
を用いた灰釉の他粉引、刷毛目、炭化焼〆、石瓷、
漆を用いた漆陶など制作しています。
《今回は、灰釉と漆陶の色について!》
林檎灰に含まれる鉄分によって出される色
【萌黄色】

灰ベースにコバルト、マンガン、銅、鉄、ニッケルを調合した呉須
を混ぜた第一釉によって出される色
【藍色】

炭化焼成よって焼き上げた漆陶に見る色
【漆色】

次回は粉引、石瓷、銀彩の色についてです。

2014年7月14日月曜日

夏の景 終了いたしました!

月火水木金土日のグループとして集まり3年にして初めて
都美術館を飛び出したスピンオフ企画

























月火水木金土日〜夏の景〜

が無事終了いたしました

会期中は台風が迫って不安定なお天気でしたが
とてもたくさんの方にご来場いただき 涼やかな夏の景の展示を
お楽しみいただくことが出来ました

今回は風鈴というアイテムを通して
いつもとは違う素材に触れることでまた新たな発見が
出来たのではないかと思います

















お越し下さいました皆様
本当にありがとうございました


夏の景 出展メンバー一同
泉さやか 桂川美帆 小島秀子 佐藤典克
薗部秀徳 蔦嶋薫 長谷川大祐 本田ゆうすけ



11月には
月火水木金土日「いろに想う〜color of material」
近づいてきております
どうぞお楽しみに!


2014年7月13日日曜日

夏の景 〜風鈴〜 制作過程 長谷川大祐

こんにちは、金属の長谷川大祐です。
このたび「夏の景」に出品しておりました風鈴の制作過程をいくつかご紹介します。





2014年7月5日土曜日

夏の景〜風鈴〜小島秀子「Fairy」

今回私は、4つの風鈴をデザイン制作させていただきましたが、2つ目の風鈴を紹介させていただきます。

本体の部分は、泉さやかさん。
磁器の白い色の違いの美しさに惹かれて、デザインさせていただきました。
花の部分は、今回は私が、織るのではなく編んでいます。
毛糸屋さんに育ったので、かぎ針でしたら、だいたいのことは勘で編むことが出来ます。
糸は全て自分の想う色に染めています。
風を受ける部分は、型染めの森田麻里さん。
型紙を彫る方法で花や葉っぱを彫っていただきました。
この型紙は4つ,色も柄も違うものがありまして、付け替えて楽しむことも出来ます。





月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676





夏の景〜風鈴〜

こんにちは。木工の薗部です。
この度は「月火水木金土日 夏の景」に参加いたします。

この企画は風鈴を各作家がデザインするという特色を持ったものです。

 普段は木工のことばかりやっているのですが、そこにとらわれることなく発想を展開できることに楽しみを感じました。グループ展でお互いの仕事を見ているので考えるのに具体性を付与しやすいこともこの企画の特徴です。
 どのようにお互いの素材、技法を関係づけるのか、作品のなかにそれらを結びつける力強いメインストリームはあるのだろうか、考えるだけでとても楽しい体験でした。
 白い磁器で音が鳴る大きな箱を作ろうとしましたし、染色された布とガラスで構造物を作る事も考えました。様々なアイデアとドローイングがエスキースブックに描きつけられました。

そのうちの一つを形にしました。窓際に涼しげで、そして何かポジティブなイメージを作ることができるかなという勘が働いたからです。

染色は桂川さん、ガラスは蔦嶋さんにお願いしました。お二人とも引き受けて下さってどうもありかとうございました。会場でどう見えるのか楽しみです。

タイトルは「トルソー」です。






ご高覧いただければ幸いです。




月火水木金土日 第一回スピンオフ企画「夏の景」

日時2014年7月7日(月)〜7月12日(土)
11時〜19時(最終日17時まで)

参加作家 泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・
薗部秀徳・蔦嶋薫・長谷川ゆうすけ

場所 AC,GALLERY 中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
TEL0335733676



2014年7月1日火曜日

夏の景 ~風鈴~ 佐藤典克

月火水木金土日「夏の景」

日時:2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)    11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)

参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳
               蔦嶋薫・長谷川大祐・本田ゆうすけ

























本田ゆうすけ さん と 桂川美帆 さん 
に助けてもらい Butterfly が完成しました
お花に集まる蝶・・・

場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676
     http://www.ac-gallery.com

2014年6月30日月曜日

夏の景 〜風鈴〜 泉さやか

陶磁 泉さやかです

月火水木金土日の初めてのスピンオフ企画に
私も参加しています
もちろん 風鈴もデザインしました♪
自分以外の素材を考えるのも 楽しい作業でした



























ガラス 蔦嶋薫さん
木工 薗部秀徳さん
金工 長谷川大祐さん

にパーツを依頼し
私の磁器のパーツも組み合わせて完成しました

うまく揺れると 2つの音がします




月火水木金土日「夏の景」


日時
:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)

     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)

参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳
                蔦嶋薫・長谷川大祐・本田ゆうすけ

場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676
 

2014年6月27日金曜日

制作工程といろ

ガラスの田原です。

私は普段、ガラスの鋳造技法や、加工、研磨などを組み合わせて制作をしています。
 石膏の型などを使い、ガラスを形作っていきます。
電気の窯で、石膏型に入れたガラスは、700度~800度台で熱され、変化します。

窯を開けるのは、自分が設定した一番高い温度の時と、
窯から出す時です。ゆっくりと冷ましたガラスは手で触れる温度まで下げていきます。

一番高い温度の時には、ガラスと窯の中が全体的にオレンジ色になり、
熱いので覗くのも一瞬です。
この色は、冷めた時には見られない、面白い瞬間です。



トップの温度で、中の様子を見ます。蓋を開けすぎると、どんどん温度が下がってしまいます。



窯から出してみると、焼く前には白っぽく曇った色が、
焼いた後には透明度が増して、色も鮮やかになります。 


窯入れ前の様子。透明のパーツの上に、色のパウダーを乗せたところです。
焼成後、窯から出した様子。






























このような変化は、ガラスの変化のごく一部で、他にも様々な変化があります。

加工や再加熱を繰り返し、だんだん形になっていきます。
それと同時に、いろも少しずつ変化していきます。

今回の展示に向け、まだまだいろを模索中です。。。











夏の景 〜風鈴〜  蔦嶋 薫

こんにちは、ガラスの蔦嶋 薫です。

私がデザインした風鈴をご紹介したいと思います。

本体部分は磁器の泉さやかさん、お花は染色の桂川美帆さんにお願いして作っていただきました。音を鳴らす部分はガラスです。
本体の磁器にはちいさな葉っぱの印が押してあります。



























ブログで紹介したもの以外にも、作家がデザイン・制作した風鈴がございます。
ぜひ会場でご高覧ください。


月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676

2014年6月24日火曜日

夏の景〜風鈴〜 桂川美帆

こんにちは
染色作家の桂川美帆です。

夏の景に出品する風鈴の写真です。


























私は、泉さやかさんと蔦嶋薫さんに依頼して風鈴を制作しました。
雲と雨粒がモチーフです。

ぜひ見にいらしてください。


月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676

2014年6月23日月曜日

夏の景 〜風鈴〜 小島秀子「Hikari to kaze」


 「月火水木金土日」の第1回のスピンオフ企画として7月7日から銀座のACギャラリーで開催致します「夏の景」では、それぞれの作家がデザインを考え、その素材をメンバーに受注し合いながら『風鈴」を制作しています。

本日から皆がデザインして制作致しました風鈴を少し紹介させていただきます。
まずは、私、織りの小島秀子がデザイン、制作しました風鈴を紹介させていただきます。

本体のガラス部分は、ガラス作家の蔦嶋薫さん制作、音を鳴らす金属(真鍮)の部分は鍛金の長谷川大祐さん、風を受ける部分は自分自身の織り布(生絹)です。
画像では分かりにくいですが、4枚の板ガラスの色は全て色が違って、重なり合った微妙な色が、見え隠れする景色が 私の一番好きな『透明な色の重なり』になっています。

会場で是非、色の重なりと、涼しい音色をお楽しみいただきたいです。 


 

月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676

2014年6月19日木曜日

朱色

染の森田麻里です。


私は 顔料 を使って模様を染めています。
顔料は色の粉です。接着剤の役目をする大豆のしぼり汁と顔料を混ぜて絵の具を作り、白生地の上に染めていきます。
普段使っている顔料は8種類ですが、その中で私が思う主役は 朱色 です。
















袋詰めされている顔料を買ってきます



朱色の鮮やかな強さに魅かれて昔は多用していましたが、最近は模様のポイントになる部分に使うようになりました。あえて朱色なしの模様もできてきました。
年齢とともに色の使い方は変わってくるものです。












どの色も好きで使っている色ですが、やはり朱色は輝いて見えます。




2014年6月18日水曜日

月火水木金土日 第1回スピンオフ企画『夏の景』

  月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676

「月火水木金土日」に集う工芸作家がスピンオフ企画として、有志による「月火水木金土日-夏の景」を開催します。今回は、それぞれの作家が思い描く素材と技法のコラボレーションによる「風鈴」。夏らしい小品を発表いたします。是非足をおはこびください。










2014年6月13日金曜日

きものってなあに

織りの小島秀子です。

明日になりますが、母校の女子美術大学の「きものってなあに」というイベントで
着物や織物の事をお話しをさせていただきます。
1日だけですが、 着物2点、帯9点、の他飾り布、
帯布でのオブジェなどの作品も展示させていただきます。
お話を聞くだけでしたらご予約なくて 当日直接いらしていただいても大丈夫です。

学生によるファッションショーもあります。

よろしくお願い致します。


2014年5月31日土曜日

いろを考える

染めの色を考える。
染めとは洗った時に布に付いた色を如何にとどめるかなのでしょう。
染料、顔料とありますが、どちらにせよ染着される工夫が必要です。
科学的に反応させる。熱を加える。圧力を加える。
この三種類になります。

2014年5月29日木曜日

お知らせ

染色の桂川美帆です。
今日は展示のお知らせです。

来週から青山の桃林堂でグループ展が始まります。

「Letters from crafts artists 〜お菓子の装い〜」
2014年6月3日(火)〜6月8日(日)
10:00~19:00(最終日は18:30閉場)
桃林堂画廊 (〒107-0061 東京都港区北青山3-6-12 みずほ銀行ビル1階 )

今回は、平面品以外にも、ストール、木にろうけつ染めで模様を染め付けた菓子皿など、
生活を彩るような作品達をつくりました。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
どうぞよろしくお願い致します。







色の記憶

こんにちは。木工の薗部です。
この文章は今回の展示の主軸といえる「いろ」について何か書いてみるという趣旨のものです。色彩そのものより、その周囲で起こっている事に注目して書いてみました。




「色の記憶」

目を閉じてしまえば、一切の現実の正確な色とかたちは私達の意識から離れてゆきます。
 例えば、いつかの夕日を私達が、うまく思い出せないように。
  
 記憶は曖昧になりますが、それでも何か特別な事や傷のようなものが僅かに手元に残ります。あるいは私達の人生はそういったものを少しずつ集めては組み立てて生きているということもできるでしょうか。僕の関心は自己や他者のそういったところです。
少し極端な意見になるかもしれませんが、作品そのものよりも、それを見た後の不在の場で、あなたや私にかたちや色がもたらすものは一体何か。さらに言うと、作品を見た方々を揺り動かすものが本当にそこにはあったのだろうかというところに、僕の制作の重心が置かれています。

そして夕日がいつも違ったものを私たちに投げかけているように作品から受ける印象が見るたびに違って見えたら、それは素敵な事だなと考えています。








この画像は僕の家から歩いてすぐの小貝川の夕暮です。

2014年5月27日火曜日

いろへのおもい

色に想う 

いろが着けられる立体。
























陶芸に魅せられて始めたこの仕事です 

現在では白といういろに魅せられています 
























白で凸凹を作ると影がうまれ グレーや黒が存在し始めます

まず立体である以上 光、影 この色からは逃れられません 

まだ釉薬の色まで手が伸びませんが

まだまだいろいろないろに踊らされながら続けていくのだと思います。

 色はかたちの足がかりです

2014年5月25日日曜日

素材のいろについて 陶磁 前沢幸恵


私の制作の中において考える”いろ”というものは、絵の具のような顔料の色では無く、すなわちその素材から引き出された素材そのままの”いろ”です。
陶芸の、陶土と焼成とがかけあわされた時に生じる、素材自体の強烈な”いろ”に私は惹かれています。

私の作品は、色味を主に大きく分類すると、「白」と「緑」になります。

白は粉引で出す白。
粉引とは赤土の胎土に白い化粧土を上に塗って、還元焔焼成により下の赤土の鉄分と上の化粧土が混ざり合い、複雑な「白」を生み出すものです。
 白とは一口に言っても赤い白だったり、黄色い白だったり、寒色の白だったり、赤土と白化粧の配合、還元焔のかけ具合により「白」の色味は無限に変化していくところの面白さがあります。

また、緑はいわゆる抜けタンパンによるものです。抜けタンパンとは焼成により金属の蒸気が器体を通過し裏側に抜けることをいいます。器体をも通過してしまう焼成の大きな力に、面白さを感じています。


どちらの技法も、単純な「白」と「緑」から、焼成により、複雑な表情としての”いろ”に変化をしてくれます。
自分の作るカタチに、焼き上がりを想像してそれに色を施して。期待して焼成して裏切られて、時には予想外の表情になったりして。
それを苦しみながら楽しみながら制作していきたいと思っています。