2013年10月26日土曜日

厨子のこと





木漆工芸の北原進です。

今日はわたしの作品のなかから、厨子のお話です。



京都金閣寺の修理の仕事のため、漆工職人として京都に長期滞在していた頃、
休みの日にはよく神社仏閣を見てまわっていました。

そのうちに自分にも木と漆でなにかできることはないかと思うようになり、
そこからわたしの厨子づくりがはじまりました。

あれから20年余、試行錯誤を繰り返しながらいろいろな厨子を作ってきましたが、
ふたつとして同じものはありません。

続けることから見えてくるものがあると思うし、もっと言えば、
続けることからしか見えてこないものがあると思うのです。

今日も、そしてこれからも、自分の ”ものづくり” に真摯に取り組んでいきたいと思います。

2013年10月23日水曜日

白いろいろいろと文様で…

前回の「想いを繋ぐ」では放たれ拡がり ループするように
繫がる想いたちを作品に込めましたが

今回は そこに存在し 纏う佇まいを表せたらと思っています
それを表現する為に あるテーマを自分の中で設けました
それは私の作品の基本である白磁であるということ
それから私が陶芸に興味を持つきっかけとなったところで
身近にあったもの…
さまざまなシーンでいろいろな表情を見せてくれるそれを
作品をじっと見つめて 感じ取っていただけるよう
形作っていこうと思います
ヒントはやはり白い色です


2013年10月21日月曜日

ワークショップのお申し込み方法について

「想い、巡る。」のワークショップのお申し込み方法が
メールにて直接できるようになりました!

前回「想いを繋ぐ」展にてご好評いただいた
想いのブローチを作っていただくこのワークショップ
作家が作った小さな素材のパーツを集めて、世界で一つだけの
オリジナルのブローチを私たちと一緒に作ってみませんか?

今年のブローチ!
昨年の制作風景!

昨年のブローチ





















参加ご希望の方は
お名前、ご希望の日時、人数、ご連絡先を
下記メールアドレスまでご連絡ください

omoimeguru@gmail.com


定員   各回 20名
定員になり次第締め切らせていただきます ご了承ください


ワークショップ日程
11月8日(金) 
第1部→14:15〜15:00
第2部→15:30〜16:15

11月10日(日)
第3部→14:15〜15:00
第4部→15:30〜16:15

東京都美術館  2階  スタジオ
開始時刻10分前に展示会場(東京都美術館 ギャラリーB)受付前にお集まりください

参加費  1000円 (作家11名の素材パーツとブローチ土台2つが含まれます)
ワークショップ当日にご持参ください

皆様のお越しを 作家一同お待ちしております!


お申し込み・お問い合わせ先
「想い、巡る。」展示企画委員会

代表 小島秀子
〒271-0092 千葉県松戸市松戸1794
TEL/ 047-366-6469
FAX/ 050-3102-0027

2013年10月20日日曜日

マイガーデン・秋


こんにちは、金工の鈴木祥太です。

今回の展示会では夏に制作した物と今回制作している物を合わせて展示します。

それぞれ共通しているのは、モチーフは私の庭から、そしてモチーフとその周辺の情景を含め、見て感じた印象を形にします。

とはいえ、私の庭に特別珍しい物があるわけでもなく、他の場所にもたくさんある情景かもしれませんが、毎日目にする所なので季節においての植物の変化をよりはっきり感じることが出来ます。



今年はずぼらにも庭の草刈りをすっかりおさぼりしまして、草がうっそうとしています。
少し草を引っこ抜いたりしたのですが今度はそこに違う草が伸び始めたりして。



観察していると、
自由気ままな植物たちの熾烈な陣地争いがあったり、
幸運にもライバルのいない穴場スポットがあったり、
植物によって生える場所の好みがあったり、
また季節が変わると種類の勢力図が変わってきたりという変化に気づいてきました。



こうして放置することで、図鑑を読んで特徴を知るだけでなく、野生の強さをリアルに肌で感じています。








共存・・・しかしやっぱりタンポポは強し。

宝石にも勝る美しさ


光を求める長き旅

2013年10月18日金曜日

作品展のお知らせ * 尾高 椿庵 * 10/18 ~ 10/29 *





木漆工芸の 北原進 です。

三重の " 尾高 椿庵 " にて、このたび初めて作品展を
開催させていただくことになりました。

今回の作品展では日々の暮らしの器に花器、そして整理小箪笥、丸膳
といった小家具や厨子など、さまざまな作品を展示いたします。

ぜひ御高覧いただければ幸いです。


"  北原久・進 根来 漆作品展

2013年10月18日(金)〜29日(火) 11:00〜17:00 (最終日 16:00)

尾高 椿庵 〒510-1326 三重県三重郡菰野町杉谷2295-4  "





2013年10月16日水曜日

「想い、巡る。」

今回の展示では「想い、巡る。」というテーマを掲げましたが、
色々な形で作家の「想いを巡る」企画を考えています。
一つは、「想いのブローチ」のワークショップです。
作家の作品のカケラを繋いで作るブローチで、私達の想いを巡ってみませんか?
こちらがワークショップのお知らせになります。

他にも色々な企画を考えていますが、
私達のたくさんの巡る想いを、形にすることを助けてくれているのが、縁の下の力持ち的な存在のクリンクルと言うデザイナーユニットです。(デザイナー自身から発信することになると思いますが、近々ユニット名も変更して新しいスタートを切る予定でいます。)

会場自体も想いを巡る様な、展示構成を考え、展示台の制作もしています。

そして今回の企画で一番大切な物になるのが「想い、巡る。」の本です。
作家それぞれの想いを、それぞれの本という形に形にしていくのですが、これは私達作家とデザイナーのコラボ作品となります。
展示が決まってからずっと、作家の想いを、デザイナーを交えて皆で語り合い、自分自身で探り・・・例えば、好きな物の画像をとるとか、好きな物について文を書いていくとか、デザインソースについて視覚化するとか、皆が自分を見つめ巡る時間を持ちました。
そしてこの部分はブログでも発信しています。
まだ、この本は出来上がっていませんが、
私達も最後の制作に励みながら、一人一人違うこの本、どんなものが出来上がるのかドキドキワクワクしています。

この想いの本と、今回の展示作品を繋ぐアイテムとして、今回の作品についての小さな本も出来上がる予定です。

今回は本も展示台も、まだ出来上がっていないので画像はありませんが、会場でご覧頂けけたら嬉しく思います。









2013年10月14日月曜日

立ち上がり・・・

最近思います重力に逆らい上へ横へと向かう

立体物にとってきっと最大の課題なのだろうと

軽やかに見せることができれば・・・

素材への挑戦は作るカタチを探す基準。


粘土は焼くという工程で自分の手から離れ

意志とは違う力が働きます

大きくなれば乾燥時、焼成時でのリスクは高くなるばかり・・・

そこのキワを探していつも土にむかう毎日です。


そんな中・・・・第60回日本伝統工芸展。


日本橋三越での展示は 終了いたしましたが

この後・・・・白磁大鉢 『縒舟』は

10/2~7   名古屋栄三越
10/16~21 JR大阪三越伊勢丹
1/23~28  仙台三越
2/18~24  松山三越
2/26~3/16 広島県美術館

と巡回する事となりました お近くへお越しの際は

是非ご覧いただければと思います

2013年10月12日土曜日

文系の宇宙


こんにちは ガラスの蔦嶋 薫です。

今回はガラスから少し離れて、『想い、巡る。』展に出す作品のテーマ「宇宙」に関わるはなしを。


2ヶ月程前に、作品のヒントになるかも!と理由をつけて三鷹の国立天文台に行ってきました。

実は三鷹の天文台、日本にいくつかある国立天文台の本部になっているんです。

中央線の武蔵境駅からバスに揺られて15分くらいで到着〜。
歩いて敷地内を巡ります。研究棟などもあり小さな大学のような雰囲気。

古い建物があちこちに点在しています。


大正時代に建てられた第一赤道儀室




















ここでは太陽の観察をしているようで、望遠鏡から手のひらに太陽を映してもらいました。
黒点を掴んでみる。わくわく。ふるい資料も展示してありました。


アインシュタイン塔




















この塔自体が望遠鏡の役割をしてたそう。ひみつの研究所みたいです。


他にも、

大赤道儀室















何か測っている?小屋




















資料館には天球儀や望遠鏡がたくさん!
















ものに付いている説明文は難しく、文系のあたまでは全然分からなかったのですが、そのわけ分からなさを楽しんできました。



これまでも「宇宙」をテーマにしていくつか作品制作をしてきましたが、そのきっかけとなったのは大学時代に読んだ小説でした。
当時はただその小説の内容が好きだからテーマとして選んだのですが…

最近になって、小学校1・2年生ごろから図書室に行くと必ず宇宙の図鑑を見ていたことを思い出しました。
昔から、はっきりとした理由は分からないけれど、「宇宙」にずっと魅かれていたんだと。




2013年10月9日水曜日

織る。


織の加藤富喜です。

ここのところ、毎日、毎日、糸を紡いでいましたが、やっと糸がたくさん紡げたので
今度は、毎日、毎日、織っています。
織というと、織っているところをイメージされる方が多いと思いますが、実は、この織るという作業、
最後の10%くらいの作業工程なのです。
機に糸をかけ織り始めたら、デザインの変更など出来ないので、機にかけるまでにデザイン・計算・試織をきっちりやっておかなくてはなりません。
なので、織り始めた瞬間というのは、いつも緊張して、自分の考えていたイメージに近いものに
織れているかドキドキします。
布が織り上がったら、あとは仕上げをして出来上がりです!
どんな布が織り上がるか楽しみにしていて下さい。

2013年10月7日月曜日

つくるもの。木の家具。

木の家具。
僕が木の家具をつくるときにふとある事をおもいだします。


それは、学生のときの講評の時なのですが。
私たち学生が作品を作る動機をコメントを述べて、それから先生たちがそれぞれの講評にはいります。
その頃の僕は家具を作るのに、形や質やそのものが持つ背景、つまり見る人が思い起こす想念などが、作る上での大切なことなのでした。

その研究生は同期にいました。


その人の椅子の制作動機が、「親しい友達のようなものを作る気持ちで作りました。」という一言なのでした。

四本脚で背が井の字型の格子が組み込まれている小イスで、材は西洋胡桃でした。程よく丸い面取りがされていて、形のよい足掛けが前脚についてました。

そんな風に作る気持ちもあるのだなと、思いました。そう考えると世の中の家具たちは、様々な人格を供えたものに見えてきて、なかなか楽しいです。

家具以外の作品を作るときも同じなのですが、
その内容について私達は説明を求められます。ところが、それ以前にスッと伝わってしまうものってありますよね。そういう雰囲気について気を付けるようにしていたいなあと考えています。



2013年10月5日土曜日

私の秋

染の森田麻里です。

10月になりました。
秋になるとこの季節もいいな~ と思います。




夏が終わり初秋を感じさせてくれる花です。


身近に感じられる、もみじの葉と桜の葉。 どちらもまだ模様にしたことがありません。




小菊の模様。知り合いの畑で収穫の手伝いをしたときに、畑の横に咲いていた菊をいただいてきました。学生時代に初めて染めた着物の模様です。

小鳥と実の模様。友人の家の裏山にあった植物。おいしそうなので鳥が集まってきました。

2013年10月3日木曜日

甲午 年賀状のサンプル

染めの土屋直人です。
今年の猛暑は何処に行ったのか?急に涼しくなって、年末の年賀状講座にやっと取りかかりました。
午年ですよ。擦り込みの技法。

2013年10月2日水曜日

私の眼差し

こんにちは
染色作家の桂川美帆です。

「7つの心と今日の夢」
2012年
ろうけつ染め・綿

この写真は「7つの心と今日の夢」という作品の部分を写したものです。

花の中心部分を、自分なりの表現で描きました。

これまでに目にしてきた様々なものの蓄積が、このような表現を作り出しています。






日々の中にわずかにある 美しいものや感覚に訴えるもの、それらへの眼差しの蓄積が、総じてものの捉え方を形成するのだと感じます。


美は存在の充実による物である以上、世界を美しくする」(佐々木 健一「日本的感性」より


私は、美しいと感じるものを集めて 混ぜこぜにして 新しい美しいものを作りたいと思っています。そうすることで、また誰かの心に響いて、見ている世界を美しく染め変えてゆけたらいいなと思います。


2013年10月1日火曜日

ワークショップのお知らせ 参加申し込みについて


いよいよ、本日からワークショップの申し込み受付を始めます!
「想い、巡る。」の会期中の11月8日、10日に
出品作家によるワークショップを開催いたします
ワークショップでは、昨年の展覧会「想いを繋ぐ」で好評でしたブローチを作ることが出来ます。
作家が会場でつけている物より少し小さめの「想いのブローチ」をお一人様二つ作ることができます。(下の画像イメージを参照)
作家が作った小さな素材のパーツを集めて、世界で一つだけの
オリジナルのブローチを私たちと一緒に作りませんか?

参加ご希望の方は下記アドレスより
申込書をダウンロードして
http://omoimeguru/workshop/workshop.pdf
必要事項をご記入のうえお申し込みください
(ダウンロードのできない方は郵送でお取り寄せいただけます)


11月8日(金)
第1部→14:15〜15:00
第2部→15:30〜16:15

11月10日(日)
第3部→14:15〜15:00
第4部→15:30〜16:15

東京都美術館  2階  スタジオ
開始時刻10分前に展示会場(東京都美術館 ギャラリーB)受付前にお集まりください

参加費  1000円 (作家11名の素材パーツとブローチ土台2つが含まれます)
ワークショップ当日にご持参ください

定員   各回 20名
定員になり次第締め切らせていただきます ご了承ください
(1口 5000円〜の個人協賛にご協力いただいた協賛者様は無料でご招待させていただきます)


お申し込み・お問い合わせ先
「想い、巡る。」展示企画委員会
代表 小島秀子
〒271-0092 千葉県松戸市松戸1794
TEL/ 047-366-6469
FAX/ 042-774-0422
omoimeguru@gmail.com