2013年9月14日土曜日

素材作り

こんにちは、金工の鈴木祥太です。
今回は銀板作りを紹介します。
金属は、銅や真鍮、鉄は板の状態で購入しますが、銀は板で買うと高いので粒の状態で買って自分で溶かし、板にします。
これが今回使う銀、現在粒の状態です。この皿に入れ火を当て溶かします。
この粒の状態を笹吹きと呼びます。 乗っているお皿はチョコ皿(耐熱皿)です。





溶かした銀を入れるのに通常鉄で出来た重く丈夫な四角い、あけ型という物を使います。
私は持っていないので、手持ちの鉄板で枠を作りそこに流し入れています。かなり簡易です。

簡易あけ台





ああ、うっかり溶かす写真撮り忘れました。






既に一回ローラーで伸ばした状態の銀です。まだまだ厚みがあります。

伸ばすとくるんと曲がります





こちらが金属を伸ばす圧延ローラー。ドイツ製らしいです(って見知らぬドイツ人に言われました。)これは小型で伸ばせる範囲も小さく圧力も弱いです。

手でハンドルを回して伸ばすので、よいしょー、よいしょーーと声出して精いっぱい回しています、


とても年季の入ったローラー






少し伸ばしたら火をかけて柔らかくします。専門用語で「なます」と言います。定期的に火をかけないと組織に負荷がかかりすぎ端から割れが出てきます。





赤くなってきました。




結構伸びてきました。






だいぶ伸びました。今回は厚み1mmにしました。




完成。やっと素材の準備が出来ました。

始まりの終わり。これでやっと制作スタートです。


2013年9月11日水曜日

いまからまめさら2013



金工の鈴木祥太です。


去年に引き続き、今年も京都清課堂にて豆皿の展示会に参加します。
43名の方の金属の作品が並びます。


今年も3点出します。今年もなかなか良い物が出来たと思います。



■展示期間
2013年9月17日(火)~23日(月・祝)
各日10時~18時
※日祝とも開催しております。

■山中源兵衛賞受賞作品発表&交流パーティー
2013年9月21日(土) 18時~20時
   
会場:清課堂


2013年9月8日日曜日

糸紡ぎ。

織の加藤富喜です。

夏休み、旅先でアルパカのもこもこした毛を触ってうっとり~。
羊とはまた違った感触なんです。
心を充電して、今は、羊の毛を糸に紡ぐ毎日です。糸を紡ぐ作業は、とても好きで気持ちが安らぎ、紡いだ糸を眺めてひとりうっとりしています。糸が準備できたら、次は織の作業です!
この紡いだ糸がどんな布になるのか楽しみにしていて下さい。