2014年6月27日金曜日

制作工程といろ

ガラスの田原です。

私は普段、ガラスの鋳造技法や、加工、研磨などを組み合わせて制作をしています。
 石膏の型などを使い、ガラスを形作っていきます。
電気の窯で、石膏型に入れたガラスは、700度~800度台で熱され、変化します。

窯を開けるのは、自分が設定した一番高い温度の時と、
窯から出す時です。ゆっくりと冷ましたガラスは手で触れる温度まで下げていきます。

一番高い温度の時には、ガラスと窯の中が全体的にオレンジ色になり、
熱いので覗くのも一瞬です。
この色は、冷めた時には見られない、面白い瞬間です。



トップの温度で、中の様子を見ます。蓋を開けすぎると、どんどん温度が下がってしまいます。



窯から出してみると、焼く前には白っぽく曇った色が、
焼いた後には透明度が増して、色も鮮やかになります。 


窯入れ前の様子。透明のパーツの上に、色のパウダーを乗せたところです。
焼成後、窯から出した様子。






























このような変化は、ガラスの変化のごく一部で、他にも様々な変化があります。

加工や再加熱を繰り返し、だんだん形になっていきます。
それと同時に、いろも少しずつ変化していきます。

今回の展示に向け、まだまだいろを模索中です。。。











夏の景 〜風鈴〜  蔦嶋 薫

こんにちは、ガラスの蔦嶋 薫です。

私がデザインした風鈴をご紹介したいと思います。

本体部分は磁器の泉さやかさん、お花は染色の桂川美帆さんにお願いして作っていただきました。音を鳴らす部分はガラスです。
本体の磁器にはちいさな葉っぱの印が押してあります。



























ブログで紹介したもの以外にも、作家がデザイン・制作した風鈴がございます。
ぜひ会場でご高覧ください。


月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676

2014年6月24日火曜日

夏の景〜風鈴〜 桂川美帆

こんにちは
染色作家の桂川美帆です。

夏の景に出品する風鈴の写真です。


























私は、泉さやかさんと蔦嶋薫さんに依頼して風鈴を制作しました。
雲と雨粒がモチーフです。

ぜひ見にいらしてください。


月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676

2014年6月23日月曜日

夏の景 〜風鈴〜 小島秀子「Hikari to kaze」


 「月火水木金土日」の第1回のスピンオフ企画として7月7日から銀座のACギャラリーで開催致します「夏の景」では、それぞれの作家がデザインを考え、その素材をメンバーに受注し合いながら『風鈴」を制作しています。

本日から皆がデザインして制作致しました風鈴を少し紹介させていただきます。
まずは、私、織りの小島秀子がデザイン、制作しました風鈴を紹介させていただきます。

本体のガラス部分は、ガラス作家の蔦嶋薫さん制作、音を鳴らす金属(真鍮)の部分は鍛金の長谷川大祐さん、風を受ける部分は自分自身の織り布(生絹)です。
画像では分かりにくいですが、4枚の板ガラスの色は全て色が違って、重なり合った微妙な色が、見え隠れする景色が 私の一番好きな『透明な色の重なり』になっています。

会場で是非、色の重なりと、涼しい音色をお楽しみいただきたいです。 


 

月火水木金土日「夏の景」

 日時:  2014年7月7日(月)~ 7月12日(土)
     11:00 AM ~ 7:00 PM (最終日は5:00PMまで)
参加作家:泉さやか・桂川美帆・小島秀子・佐藤典克・薗部秀徳・ 蔦嶋薫
     長谷川大祐・本田ゆうすけ
場所 :   AC,GALLERY  中央区銀座5−5−9阿部ビル4F
     tel 0335733676