こんにちは、陶磁の濱野佑樹です。
今回は自分が過去に制作してきた作品を紹介します。
主に轆轤でカタチを作り、器やオブジェを作りながら、様々な技法を試してきましたが、これが自分の作品だなと思えるモノが二種類あります。
一つ目は幾何学模様を施した作品です。
機械やそれに付随するパーツなどに興味があり、模様として使えないか?と模索していたときに誕生しました。
同じ模様を繋げたときのパターンとしての見え方が気に入っています。
黒土に白い粘土を塗り、下地をつくり、その上に黒い顔料で模様を手書きで描いています。
二つ目はヒビ割れる釉薬を施した作品です。
釉薬の研究をしていた頃にできたのですが、最初はヒビ割れていて使えないのではと思いました。ある日ふと夏場の田畑を眺めたとき、大地が乾燥でヒビ割れていた光景を目にし、同じことが釉薬にも起きていることに感動し、作品の景色として使用するようになりました。
釉薬を掛け、高温で焼成した際に起こるヒビ割れは窯を開けるまでどのように広がるかわかりません。しかし、そこをワクワクしながら待つことが陶芸の醍醐味であり、それを楽しみながら制作しています。
2つとも黒や白、黒みを帯びた金と渋めな色合いが自分の好みなのかなと感じています。
次はどんな作品が誕生するのか、楽しみながら陶芸をしています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
現在、展覧会をよりよいものにするため、ご協力いただける方を募集しております。皆様のご支援をいただけましたら幸いです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・