2013年10月12日土曜日
文系の宇宙
こんにちは ガラスの蔦嶋 薫です。
今回はガラスから少し離れて、『想い、巡る。』展に出す作品のテーマ「宇宙」に関わるはなしを。
2ヶ月程前に、作品のヒントになるかも!と理由をつけて三鷹の国立天文台に行ってきました。
実は三鷹の天文台、日本にいくつかある国立天文台の本部になっているんです。
中央線の武蔵境駅からバスに揺られて15分くらいで到着〜。
歩いて敷地内を巡ります。研究棟などもあり小さな大学のような雰囲気。
古い建物があちこちに点在しています。
大正時代に建てられた第一赤道儀室
ここでは太陽の観察をしているようで、望遠鏡から手のひらに太陽を映してもらいました。
黒点を掴んでみる。わくわく。ふるい資料も展示してありました。
アインシュタイン塔
この塔自体が望遠鏡の役割をしてたそう。ひみつの研究所みたいです。
他にも、
大赤道儀室
何か測っている?小屋
資料館には天球儀や望遠鏡がたくさん!
ものに付いている説明文は難しく、文系のあたまでは全然分からなかったのですが、そのわけ分からなさを楽しんできました。
これまでも「宇宙」をテーマにしていくつか作品制作をしてきましたが、そのきっかけとなったのは大学時代に読んだ小説でした。
当時はただその小説の内容が好きだからテーマとして選んだのですが…
最近になって、小学校1・2年生ごろから図書室に行くと必ず宇宙の図鑑を見ていたことを思い出しました。
昔から、はっきりとした理由は分からないけれど、「宇宙」にずっと魅かれていたんだと。
2013年10月9日水曜日
織る。
ここのところ、毎日、毎日、糸を紡いでいましたが、やっと糸がたくさん紡げたので
今度は、毎日、毎日、織っています。
織というと、織っているところをイメージされる方が多いと思いますが、実は、この織るという作業、
最後の10%くらいの作業工程なのです。
機に糸をかけ織り始めたら、デザインの変更など出来ないので、機にかけるまでにデザイン・計算・試織をきっちりやっておかなくてはなりません。
なので、織り始めた瞬間というのは、いつも緊張して、自分の考えていたイメージに近いものに
織れているかドキドキします。
布が織り上がったら、あとは仕上げをして出来上がりです!
どんな布が織り上がるか楽しみにしていて下さい。
2013年10月7日月曜日
つくるもの。木の家具。
木の家具。
僕が木の家具をつくるときにふとある事をおもいだします。
それは、学生のときの講評の時なのですが。
私たち学生が作品を作る動機をコメントを述べて、それから先生たちがそれぞれの講評にはいります。
その頃の僕は家具を作るのに、形や質やそのものが持つ背景、 つまり見る人が思い起こす想念などが、 作る上での大切なことなのでした。
その研究生は同期にいました。
その人の椅子の制作動機が、「 親しい友達のようなものを作る気持ちで作りました。」 という一言なのでした。
四本脚で背が井の字型の格子が組み込まれている小イスで、材は西洋胡桃でした。程よく丸い面取りがされていて、 形のよい足掛けが前脚についてました。
そんな風に作る気持ちもあるのだなと、思いました。 そう考えると世の中の家具たちは、 様々な人格を供えたものに見えてきて、なかなか楽しいです。
家具以外の作品を作るときも同じなのですが、
その内容について私達は説明を求められます。ところが、 それ以前にスッと伝わってしまうものってありますよね。そういう雰囲気について気を付けるようにしていたいなあと考えてい ます。
僕が木の家具をつくるときにふとある事をおもいだします。
それは、学生のときの講評の時なのですが。
私たち学生が作品を作る動機をコメントを述べて、それから先生たちがそれぞれの講評にはいります。
その頃の僕は家具を作るのに、形や質やそのものが持つ背景、
その研究生は同期にいました。
その人の椅子の制作動機が、「
四本脚で背が井の字型の格子が組み込まれている小イスで、材は西洋胡桃でした。程よく丸い面取りがされていて、
そんな風に作る気持ちもあるのだなと、思いました。
家具以外の作品を作るときも同じなのですが、
その内容について私達は説明を求められます。ところが、
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