2013年6月1日土曜日

国展作品 土屋直人

第87回国展 今年の作品です。
題名:INHERIT THE STERS 3

名古屋展 5月28日〜6月2日まで開催。





















2013年5月31日金曜日

緑青実験

緑青サンプル板


金工の鈴木祥太です。



先日、緑青実験を行いました。



緑青とは銅のさびのことで、長い間雨風にさらされていると自然に出来ていきます。



金工作品では着色仕上げに使うことが多い緑青ですが、色を付けるまでそんなに長い間待っていられないので、薬品を使い強制的に緑青を発生させます。




その緑青も薬品の配合、付け方、乾かし方で色の付き方が違うんです。




晴れた日に日光に当てながら、薬品を付けては乾かしを繰り返し、ゆっくりと徐々に緑青を着けていくのが一般的です。
それを待っていられないときは、ドライヤーで乾かしたり、火であぶって乾かしたりもします。
でもそれだと、やっぱり綺麗な色にならなくて、お日様の力は偉大だと感じるんです。




今回いくつかの方法を試してみましたが、まだまだ欲しい色になかなかならず苦労しました。今後も実験を繰り返して緑青発色の可能性を探っていきたいと思います。

2013年5月30日木曜日

自分スタイル

大学で美術を学んだ私がよく言われたのが

スケッチ沢山沢山しろ! でした

鳥、花、山、川・・・・どこにでも題材はあるのだから


わたしですか?

相変わらずで怒られそうですが・・・全くというほどしません

代わりに?(笑) エスキースは沢山沢山します

空いている時間はスーっと尖らせ過ぎた鉛筆で描いています



























予備校時代からこんな風に尖らせるのが大好きで

削っては折れる、削っては折れる。をよく繰り返したものです


話を戻して・・・具象物を描くのか描かないのか

それと同じくらいスケッチをするとかしないとか

今の僕の中ではたいしたこととは感じていません


エスキースで描いた 

点・線 が面になり構築され立体になる

これこそが今、コンセプトとしてあげている 「縒~ヨリ~」 を

表現するにあったスタイルだと思っています


2013年5月28日火曜日

桂川美帆 展覧会のお知らせ

こんにちは 桂川 美帆です。
今日は展覧会のご案内をさせてください。


普段は大きなタペストリー作品などを制作しているのですが、
今回は初めてお着物を作りまして、お世話になっているギャラリーで展示販売していただくことになりました。
小作品や、ストールや風呂敷などの小物、夏帯などもご用意しております。
ろうけつ染めで染めたオリジナルの生地で、鼻緒をお仕立てすることもできます〜

現在この展覧会に向けて、これまでの制作とはまた少し違った 楽しさや難しさを味わいつつ奮闘中です。
お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください。
よろしくお願い致します。


「桂川 美帆 染色作品展」
6月1日(土)〜6月5日(水)
 open11:00 ~ close18:00
 Gallery hechi (小田急線 喜多見駅より徒歩3分)
ギャラリーHP → http://www.hechi.jp/pg230.html


 

2013年5月27日月曜日

透明な色の重なり 小島秀子−1





小さい頃から色水遊びが好きでした。色紙を水につけていろいろな色の色水を作って、それをガラス瓶に入れて透かしたり、重ねたり、また色水を混ぜて新しい色を作ったり。
色と色との重なりにワクワクして何時間でも眺めていました。
また、色セロファンを透かしたり重ねたり。

織り物はそんな色の重なりで表現しています。
経糸の色に緯糸の色の重なり。それは透明な色の重なりです。
私にとって織物はそこが一番ワクワクするところ。




大好きなのはルイス・バルカンの建築写真。ここには光と影の中に透明な色の重なりが見えるから。
こんな光と陰の中の透明な色の重なりを織物で表現して行けたらと思っています。