2013年5月27日月曜日

透明な色の重なり 小島秀子−1





小さい頃から色水遊びが好きでした。色紙を水につけていろいろな色の色水を作って、それをガラス瓶に入れて透かしたり、重ねたり、また色水を混ぜて新しい色を作ったり。
色と色との重なりにワクワクして何時間でも眺めていました。
また、色セロファンを透かしたり重ねたり。

織り物はそんな色の重なりで表現しています。
経糸の色に緯糸の色の重なり。それは透明な色の重なりです。
私にとって織物はそこが一番ワクワクするところ。




大好きなのはルイス・バルカンの建築写真。ここには光と影の中に透明な色の重なりが見えるから。
こんな光と陰の中の透明な色の重なりを織物で表現して行けたらと思っています。





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