染の森田麻里です。
夏の花といえば・・青空に向かって堂々と咲いているひまわりが目に浮かびます。
そんな立派なひまわりではありませんが、ミニひまわりを模様にしました。
画用紙に絵をかく時はなるべく本物に近い色をつけると思いますが、模様の色はいろいろです。
ひまわりの花は私の頭の中を通ると、私の模様になります。
次に頭の別の場所で模様の色を考えます。(もとがひまわりであったことは半分忘れています)
1人の人間がやることですが頭の中では分業されています。
このミニひまわりはどんな色になるでしょうか。完成品は11/26から いろに想う で展示予定です。
2014年8月26日火曜日
2014年8月25日月曜日
銅のいろ 長谷川大祐
こんにちは、金工の長谷川です。今回は僕が普段作品に使用している着色についてご紹介したいと思います。
①緑青
銅についた青いサビ。塩やお酢をかけて長い時間放置すると自然発生します。よく古い10円硬貨にもみられます。作品に使用するときは、緑青を人工的につかせる液体を調合して塗付しています。薬品を銅に塗って乾燥させる際に、火、熱風、太陽光のいずれかを用いるかで出来上がりの色に青〜緑の幅が出ると言われています。焦がすと黄緑色になります。
②硫化色
硫黄と反応させることで、茶色く変化します。
温泉の素などに硫黄成分が含まれているため、これをお湯に溶かしたもの使って変化させます。
③地の色
銅を研磨してでてくる地肌の色です。
このままの色がとても綺麗で気に入っているのですが、表面になにか塗装をしないとすぐに酸化して変化してしまうため、維持するのが難しいです。
2014年8月24日日曜日
桂川美帆 色について②
こんにちは
染色作家の桂川美帆です。
前回に引き続き、今回も展覧会のテーマとなる色について書いていきたいと思います。
「なぜ色鮮やかな世界に惹かれるのか」、、、最近考えています。
私はいつも、鮮やかで色彩豊かな作品を制作しています。
以前にも書いたように、染色ならではの色彩の美しさに魅了されて「色」にこだわっています。
作品を制作していく中で、
私は、自分で色を染めているにもかかわらず
染まった「色」から、エネルギーを与えてもらっているような気がします。
—人間というものは一般に色彩に対して大きな喜びを感ずるものである。眼が色彩を必要とするのは、それが光りを必要とするのと同じである。—(ゲーテ『色彩論』)
作品を鑑賞していただく皆さんにも色彩が持つ力を感じてもらえたらと思います。
染色作家の桂川美帆です。
前回に引き続き、今回も展覧会のテーマとなる色について書いていきたいと思います。
「なぜ色鮮やかな世界に惹かれるのか」、、、最近考えています。
私はいつも、鮮やかで色彩豊かな作品を制作しています。
桂川美帆 《秘密の花》 2014年 絹に臈纈染め |
以前にも書いたように、染色ならではの色彩の美しさに魅了されて「色」にこだわっています。
作品を制作していく中で、
私は、自分で色を染めているにもかかわらず
染まった「色」から、エネルギーを与えてもらっているような気がします。
—人間というものは一般に色彩に対して大きな喜びを感ずるものである。眼が色彩を必要とするのは、それが光りを必要とするのと同じである。—(ゲーテ『色彩論』)
作品を鑑賞していただく皆さんにも色彩が持つ力を感じてもらえたらと思います。
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