染色作家の桂川美帆です。
前回に引き続き、今回も展覧会のテーマとなる色について書いていきたいと思います。
「なぜ色鮮やかな世界に惹かれるのか」、、、最近考えています。
私はいつも、鮮やかで色彩豊かな作品を制作しています。
桂川美帆 《秘密の花》 2014年 絹に臈纈染め |
以前にも書いたように、染色ならではの色彩の美しさに魅了されて「色」にこだわっています。
作品を制作していく中で、
私は、自分で色を染めているにもかかわらず
染まった「色」から、エネルギーを与えてもらっているような気がします。
—人間というものは一般に色彩に対して大きな喜びを感ずるものである。眼が色彩を必要とするのは、それが光りを必要とするのと同じである。—(ゲーテ『色彩論』)
作品を鑑賞していただく皆さんにも色彩が持つ力を感じてもらえたらと思います。
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