2014年8月9日土曜日

展示のお知らせ『三越×藝大 夏の芸術祭2014』

こんにちは
染色作家の桂川美帆です。

展示のお知らせです。
日本橋三越での展示に出品致します。

『MITSUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2014 次代を担う若手作家作品展』
2014 年 8 月 13 日(水)〜18日(月)<最終日は17:00閉場>
日本橋三越本店 本館6階 美術フロア

出品作家は、なんと約200名だそうです。
見応えのある展示になると思います。
皆さん藝大出身の40歳未満の作家さんです。

8月17日には、教授の先生方によるシンポジウムも行われるそうです。
詳しくは、下記のHPなどでご確認下さい。
<日本橋三越本店>
http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/floor/main_6f/art/info01.html


毎日暑いですが、是非涼みにいらしてください。
よろしくお願い致します。

2014年8月6日水曜日

制作して行く中でのいろ 陶器 濱野佑樹

陶器の濱野佑樹です。
今回は制作していく中でのいろを紹介します。
こちらは今回の展示に出展予定の作品の制作風景です。


私は黒色と金色の釉薬を用いて作品を焼き上げていきますが、土自体も黒土です。


まだ完成品はお見せできませんが、作品のいろはどなたが観ても黒いイメージを持つと思います。
黒土を用いることで作品の芯の部分から黒色を醸し出すようにしています。
それは、いろは素材だという自分の考えと、高温で焼き土と釉薬を融合させひとつの作品にした時に、両者が反応し合い黒の色味が強調されるからです。
そして、こちらが800度で素焼きしたものです。土の色が薄茶に変化しますが、釉薬を纏わせ高温で焼くとまた黒くなる土の変化も制作していて楽しいいろの変化のひとつです。

次回は釉掛けの際のいろを紹介します。

2014年8月3日日曜日

制作道具いろいろ 金工 長谷川大祐

金工の長谷川です。今回は制作道具の紹介をしたいと思います。
①当てがね
金属を金鎚で叩いて成形するときに金属の下に支えとして置く道具です。先端の形状によって金槌で叩いたときにできる凹凸が変わるので、作りたい形状によって入れ替えます。

写真を撮る時に数えたら72本ありました。
色々な種類の作品を作るごとに、必要となる当て金の形状も自然と増えていきます。


②金鎚
これがないと始まりません。当てがねとセットで重要な金鎚です。
この金鎚で板金を叩いて成形していきます。叩いた面が転写されるので、金槌の表面も傷が無い様にしています。逆に叩く面に模様をほればそのまま板金に移せるため、荒らし鎚といった模様をつけるための金槌もあります。

こちらもお店ではおおまかな形でしか売られていませんので、自分で形を成形したり磨き直して使用します。

③木台
上記で出てきました当てがねをこの穴が開いている丸太に刺して使用します。