2014年8月6日水曜日

制作して行く中でのいろ 陶器 濱野佑樹

陶器の濱野佑樹です。
今回は制作していく中でのいろを紹介します。
こちらは今回の展示に出展予定の作品の制作風景です。


私は黒色と金色の釉薬を用いて作品を焼き上げていきますが、土自体も黒土です。


まだ完成品はお見せできませんが、作品のいろはどなたが観ても黒いイメージを持つと思います。
黒土を用いることで作品の芯の部分から黒色を醸し出すようにしています。
それは、いろは素材だという自分の考えと、高温で焼き土と釉薬を融合させひとつの作品にした時に、両者が反応し合い黒の色味が強調されるからです。
そして、こちらが800度で素焼きしたものです。土の色が薄茶に変化しますが、釉薬を纏わせ高温で焼くとまた黒くなる土の変化も制作していて楽しいいろの変化のひとつです。

次回は釉掛けの際のいろを紹介します。

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