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2016年12月22日木曜日

展覧会を終えて

陶芸の前沢幸恵です。
企画から展覧会まで一年余り、無事に展示を終えることが出来ました。








私はこの東京都美術館での工芸グループ、月火水木金土日の展覧会に今までに2回参加させて頂きました。

この展覧会に参加して、<見せる><見てもらう>ことの大切さを実感しています。
いつも展示するときには、どうしても制作のことばかりに頭がいってしまって、制作に夢中になればなるほど、どう鑑賞してもらうのかという部分が疎かになりがちになってしまいます。
この不特定多数の方に見て頂ける美術館という場所で、デザイナーさんにディレクションして頂いた会場で、改めて自分の表現したいこと、どうそれを展示するのか、見てもらうのか、そしてそれにはこの表現方法で伝わるのかなど、改めて、制作を展覧という姿勢から考えさせられた機会となりました。



また、今回の「想いアラタに」という主旨のもと、私自身も会場に立つ中で、工芸の素材の魅力を改めて実感しました。自分も土という素材に対してどうその魅力を最大限引き出していけるのか、もっともっとと、身が引きしめられた気持です。



また、この展覧会を経て得られた経験や実感を基に、自分の世界観や技術力を磨き、その結果を見て頂く機会に恵まれましたら幸いです。





前沢幸恵

2016年10月22日土曜日

作品の進行状況

こんにちわ。
陶芸の前沢幸恵です。


会期もだんだんと近くなり、カタチが出来上がってきました。
陶芸の主な作業工程は①生土②素焼き③本焼きと、3段階あります。
私は今生土の状態で、主に形を立ち上げて、化粧がけ、彫りなどの装飾を施していく作業をしています。


上から見たところ。

加飾。模様を削っているところです。

この後よく乾燥させて、900度くらいの低い温度で一回焼きますが、乾燥は私の中ではかなり気を使います。
薄いところは2,3ミリしかなく、厚いところとの差が激しいので、急激に一部分から乾いてひび割れしないように常に見張って、ケアしながらゆっくり乾燥させていきます。
ヒビが入らないようにドキドキの連続ですが、展示に向けて、慎重に最後の作業を続けていきたいと思います。



2016年10月4日火曜日

作品の制作状況

こんにちは
陶芸の前沢幸恵です。


会期もだんだんと近づいてまいりました。
「想いあらたに」に向けて考えていた最初の漠然とした頭の中のイメージから、カタチを起こしていく作業に移行しつつあります。


まずは最初のイメージから、エスキースを繰り返してカタチを探っています。
まだまだ曖昧で、カタチと模様を繰り返し模索中です。

今回の私のイメージは「種子」や「花びら」です。

種子のような伸びやかなフォルムと、花びらのような透け感のある模様をテーマに、エスキースを基にして、自分なりのカタチと模様をこれからどんどん手を動かして、立体に起こして試行錯誤を繰り返していきたいと思います。

2016年8月6日土曜日

前沢幸恵 作品紹介

こんにちは


陶芸の前沢幸恵です。


私は大学から陶芸を学び始め、大学院を出てから少しずつ、作品の見た目も考え方も変わってきました。今回は作品についてご紹介させていただきたいと思います。




憧憬 2012 


私は古建築物や、日本の伝統的な形に、憧れと様式美を感じていました。それらから抽出してきたかたちと、自分の工芸的世界観を組み合わせて制作していました。




kiriko 2014


外側の凹凸の模様に金属を混ぜて、焼成により器体を浸透させ、内側に表現しています。



jelly fish  2015


素材に磁土も使うようになりました。陶磁器の器にはガラスのように透けないので、表と裏が必ず存在します。それはまるで、表と裏で空間がさえぎられていたかのように感じるかもしれません。しかし、本来透けないものが、表と裏一体になるということで、不思議な空間の流れが生じ、また、模様をリズミカルな連続模様にすることで、その空間に独特のリズムを生じさせられるのではないかと考えて制作しています。