2016年12月22日木曜日

展覧会を終えて

陶芸の前沢幸恵です。
企画から展覧会まで一年余り、無事に展示を終えることが出来ました。








私はこの東京都美術館での工芸グループ、月火水木金土日の展覧会に今までに2回参加させて頂きました。

この展覧会に参加して、<見せる><見てもらう>ことの大切さを実感しています。
いつも展示するときには、どうしても制作のことばかりに頭がいってしまって、制作に夢中になればなるほど、どう鑑賞してもらうのかという部分が疎かになりがちになってしまいます。
この不特定多数の方に見て頂ける美術館という場所で、デザイナーさんにディレクションして頂いた会場で、改めて自分の表現したいこと、どうそれを展示するのか、見てもらうのか、そしてそれにはこの表現方法で伝わるのかなど、改めて、制作を展覧という姿勢から考えさせられた機会となりました。



また、今回の「想いアラタに」という主旨のもと、私自身も会場に立つ中で、工芸の素材の魅力を改めて実感しました。自分も土という素材に対してどうその魅力を最大限引き出していけるのか、もっともっとと、身が引きしめられた気持です。



また、この展覧会を経て得られた経験や実感を基に、自分の世界観や技術力を磨き、その結果を見て頂く機会に恵まれましたら幸いです。





前沢幸恵

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