2016年10月22日土曜日

作品の進行状況

こんにちわ。
陶芸の前沢幸恵です。


会期もだんだんと近くなり、カタチが出来上がってきました。
陶芸の主な作業工程は①生土②素焼き③本焼きと、3段階あります。
私は今生土の状態で、主に形を立ち上げて、化粧がけ、彫りなどの装飾を施していく作業をしています。


上から見たところ。

加飾。模様を削っているところです。

この後よく乾燥させて、900度くらいの低い温度で一回焼きますが、乾燥は私の中ではかなり気を使います。
薄いところは2,3ミリしかなく、厚いところとの差が激しいので、急激に一部分から乾いてひび割れしないように常に見張って、ケアしながらゆっくり乾燥させていきます。
ヒビが入らないようにドキドキの連続ですが、展示に向けて、慎重に最後の作業を続けていきたいと思います。



2016年10月19日水曜日

想いアラタに  

染の森田麻里です。

型染めの型紙は何度も繰り返し使うことができます。
一度使った型紙を、色を変えて別の作品に仕上げることもあります。
その時に一番良いと思った色を選んで染めていきますが、時を経てアラタに型を見直すと
また別な色が想い浮かびます。
生地を変え、色を変えると同じ型がかなり印象の違うものになります。

麻に染めた花模様 おとなしい印象です



絹の生地で明るくかわいい帯になりました




















都美術館の展示に向けて、今取り組んでいるのは鳥模様。
想いアラタに色と形を変化させようと考えています。

2016年10月17日月曜日

今回の作品について

こんにちは。
今回は制作中の作品について少し話したいと思います。

私は普段、漆の見せる様々な質感や色彩を使い、
新たな漆の表現を模索していますが、
最近強く感じるのが、漆の『黒』の美しさです。
当たり前のことといえばそうなのですが、
色々やっていく中で改めて感じます。
今回の作品では、普段より、漆の黒の美しさを生かした作品になればと思っております。

現在、制作状況はそんな黒漆を塗り重ねているところです。
これから装飾に入っていきます。