「フワフワ製造中。」 織の加藤富喜です。
私の作品は、羊の毛を紡いで、作品を織っているのですが、今回の都美の作品のために
今、何をしているかというと、頭のなかに作品イメージを膨らませながら、羊の毛をドラムカーダーという道具を使って繊維の流れを一定方向に揃えるカーディングという作業を毎日、毎日、汗を流しながら頑張っているところです。
カーディングが終わると次は、糸紡ぎになります。
「ママ~、ぼくのフワフワこんなにたくさん作ってくれてるの?ありがとう~」と、うれしそうなコドモ。
いえいえ、きみのではなくて作品用ですよ~。
2013年8月16日金曜日
2013年8月14日水曜日
色に託して
こんにちは
染色作家の桂川美帆です。
前回は言葉とイメージについて触れましたが、
今回は色とイメージについてお話したいと思います。
この写真は、昨年の夏に岐阜の祖母の家に遊びにいった時に撮ったものです。
青々と生い茂った緑の中で咲く花の姿と紋白蝶が印象的で、いつか作品にしたいと思っていました。
この日は眩しい日差しが照りつけている夏の日でした。
夜中に降った雨がまだ少し、緑の中にきらきらと輝きを残していて
山からの風がそよそよとやってくる中を、蝶が楽しそうにあちこちで遊んでいるようすでした。
写真よりも、もう少し初夏の爽やかな空気感も加えて、光が差し込んで露の輝く草むらのような景色を表現したいなと考えていて、、、
この日は眩しい日差しが照りつけている夏の日でした。
夜中に降った雨がまだ少し、緑の中にきらきらと輝きを残していて
山からの風がそよそよとやってくる中を、蝶が楽しそうにあちこちで遊んでいるようすでした。
写真よりも、もう少し初夏の爽やかな空気感も加えて、光が差し込んで露の輝く草むらのような景色を表現したいなと考えていて、、、
↑これが原案の絵です。
少し甘い雰囲気になってしまったので、
これはこれで気に入っていたのですが
キリッとした夏の感じを出したいと思い
ここからまた修正して、、、
染めている最中です。
染め上がった写真です。
原案の絵の段階よりもずっと最初のイメージに近づける事ができました。
日常の他愛もない景色、
けれど、その見ている景色は
その瞬間の温度や湿度、風の向き、匂い、光、音、
そして、その瞬間の感情も含んで
いつでも、それぞれの人の、特別な景色となり得るのではないでしょうか。
私の見た景色、
私の感じた想い、
私は「色彩」に託してゆきたいのです。
普段、沢山の「色」を使っていますが、意外にも好きな色を問われると悩んでしまいます。
特別一つの単色にこだわりがあるというよりは、
色彩の組み合わせと、それによって表現できるイメージを大切にして作品をつくっています。
2013年8月11日日曜日
道具あれこれ
こんにちは ガラスの蔦嶋薫です。
今回はガラスを加工する際に、私がよく使っている道具などをご紹介します。
まずはこちら。
上から順に、滑り止めつきの定規、ガラスプライヤー、ガラスカッターです。
ガラスプライヤーはガラスをきれいに割るための補助用具。
ガラスカッターは先端が鋭いローラー状になっていて、ガラスに傷をつけて切断やすくします。
どれも板ガラスをカットするための必需品です。
板ガラスをカットする時は、ガラスカッターの中にカッティングオイルを入れます。
カッターで傷をつけた部分にオイルがしみこむことで、ガラスをきれいにカットできます。
逆にオイルが乾いてしまうと上手くカットすることができません。ガラスがカッターでつけた傷を自己修復してしまいます。
オイルを入れずにカットできるガラスカッターもありますが、ちょっとお高いです。。。
カッティングオイルは専用のものが売っていますが、私はブラシクリーナーで代用しています。
右のアセトンというのはガラスに付着した汚れやオイルを拭き取るのに使う溶剤です。
ネイルリムーバーにもよく使われていますね。
続いてはこちら。
リューターという電動機具です。
ガラスに模様を彫ったり、細かい部分の修正に使います。バフを付ければガラスを磨くこともできます。
差し込むビット(写真右上の棒状のもの。先端の形がいろいろあります。)を変えることで様々に応用がききます。
きほんの道具ばかりですが、これが無いと困る!ものばかりです。
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