2012年3月26日月曜日

当金(あてがね)

長谷川です。

金属工芸のなかでも鍛金(たんきん)に使う道具といったら、金槌と当金(あてがね)。
このセットが鍛金仕事での主役になります。
今回、紹介するのは当金です。
材料は炭素鋼。硬い金属を加工する人は焼き入れをして硬さを出します。


□ 当金
このように立てて使います。(紹介のために複数刺してますが、通常は1~3本ほどです。)
キラキラ磨かれている面に板金をのせ、金槌で叩いて形を作り出していきます。
頭の形状によって生まれてくる形が違うので、
いろいろな形状の当金があればあるほど、表現の幅が広がります。


ところで、
頻繁に使われている当金は、電車の線路のように常に磨かれている状態になっているんです。

大学の頃は「光っている当金=使いやすい当金」ということで、
取り合いになっていたのがイイ思い出です。

3 件のコメント:

  1. 確かに…。

    うちの大学でもキラキラした当金は、人気がありました。

    朝から行って、真っ先に使ってました。

    自分で持つとなかなか手入れが大変で。。。

    私は、結構錆させてしまうことがあるので…(体質??)

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  2. すごいたくさん持ってるんですね〜
    当金も自分で形を作るんですか??

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  3. 私、誕生日に当金ケーキ作ってもらったことがあります
    (木台がバームクーヘン 当金がチョコ棒でつくってある。バームクーヘンは製造機から手作り…)

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