2012年3月28日水曜日

有線七宝の「線」











こんにちは 頼高です。


私は山形県に住んでいるのですが、もう3月も終わりだというのに、まだときどき雪が降ります。早く春が来てほしいです。


さて、本日は有線七宝の「線」について紹介します。


私が主に作品に使っているのは七宝焼きの中の「有線七宝」という技法です。


有線の線は銀線のことです。


土台の上に細い純銀のリボン線を立て、その隙間や上に釉薬を置いて焼成し、最後は砥石で表面を研ぎ、銀線を出します。線を立てることで仕切りができ、色同士が混ざってしまうのを防ぎます。



銀線をしっかり立てないと、色が混ざったり、最後に砥石で研いだときに、いつまでも銀線が出てこなかったりします。焼成したときに、炉の温度が高すぎたり、炉に入れる時間が長すぎたりすると、銀線が倒れてしまったり、溶けてなくなったりします。(苦労して立てた銀線が一瞬にして溶けて消えてしまうと、ショックでしばらく立ち直れません…)



銀線でなく、金線を使うこともあるようですが、高価すぎるので私はまだ一度も使ったことがありません。


いつか、金のリボン線を使って作品を作ってみたいです。


写真、分かるでしょうか…手前は銀線を立てて焼成した状態です。魚の鱗と尾の部分です。因みに、銀線はトイレットペーパーの芯に巻いて、必要な分を切って使っているのですが(先生に教わった方法)トイレットペーパーの芯なの?!と友達に嫌がられたことがあります。でも使いやすいんですよ。。







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