2012年4月4日水曜日

銅の色。




金工の本田です。

技法紹介ということで
私が主に使う銅の色について。

金属は、種類にも、加工にも限定されるので、他の素材に比べて色が選べない事が多いです。

アルミのアルマイト加工で染める事もできたりしますが。。。

私は、銅の三色が私は好きで表現に多用してます。



緋色
熱加工によるもの。銅をバーナーで熱し、薬品によって色味を整える。


黒色
温泉の素など硫黄泉の湯につける。茶色~黒色。


緑青色
緑青を吹かせる。酸化によって生じる錆。
時間がかかるので薬品を使って促進、固定させたりする。





金属の持つ独特の色味で、「渋い」とか「味がある」なんてことも言われますが
やっぱり多色の表現には憧れるもので、日々研究ですね。



あとは洋白や真鍮といった金属で、黄色や白をだしたり。たまに、銀も使ったり。

ベースにステンレスを使って支えていますね。


他にも、鉄、アルミ、チタン、亜鉛、錫、黒味銅・・・、銀、金、四分一、赤銅、紫金・・・

いろいろと種類がありますが扱い方がまったく別物で
銅合金、銀での加工がメインにあります。


銀、金、四分一、赤銅、紫金・・・
銅、銀、金などの合金の配合によって生じる色を色金(いろがね)と呼んだりします。

彫金の仕事で多く使われていますが、金属も高いしと時間がかかるものなので
少しずつ勉強していきたいと考えています。



色味増やしたい。


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