2014年4月24日木曜日

木工 薗部秀徳


こんにちは。
第三回月火水木金土日「いろに想う」に参加させていただきます木工の薗部です。

宜しくお願いします。

私の作品において、ごく一般的な意味では色を使う感覚は強く見えてないかと思います。
木のものは生活のなかで素木のまま使用しますと、たちまち汚れがつき古びてゆく素材です。しかし、素木で作られた光を吸収するような素材感になにやら引き込まれ、作品を作り続けています。その魅力の謎は、謎のままです。

素材ありきの木工でいつのまにやら培った感覚なのだろうと思いますが、木にはいろがあるのに、その色については特に考えずにその色を受け入れて来たのです。今回の展示はそのような私と木の色についてじっくり腰を据えて考えてみる機会になるかと思っています。




薗部秀徳


茨城県生まれ。
東京藝術大学美術学部講師。研究内容は木工における造形と技術の研究。生活における器物の造形の研究。現代の生活空間に置けるその提案性。手道具と、そこから生まれる意味と、有効性の教育研究。社会の中でより良い木工のありかたとその実現について。造形作家活動。

2001東京藝術大学大学院美術研究科工芸専攻(木工芸)修了
2001東京藝術大学美術学部非常勤講師
2004静岡文化芸術大学非常勤講師
2006横浜美術大学非常勤講師
2011東京藝術大学美術学部講師(木工芸)

活動      
2002「日韓工芸交流展」vol.1(韓国ソウル)
2004 vol.2(韓国ソウル)2010 vol.3(東京)
2008「工藝考」展(東京藝術大学美術館陳列館)
2009 木工芸研究室展「からへ」(芸大アートプラザ)
   「薗部秀徳 木の仕事」展(東京)
2011 神戸ビエンナーレ 
2012 徳島県西納八面神社 客席制作
        GTS環境アート制作監修
2013 韓国光州市滞在制作
          韓国順天湾国際庭園博覧会場作品設置
          文化庁 新進芸術家育成事業
          都美セレクショングループ展「想い、巡る。」展(東京都美術館)

受賞
1999  卒業制作優秀賞 武蔵野美術大学
2001 サロン・ド・プランタン賞 東京藝術大学
2011 神戸ビエンナーレ大賞受賞
      
パブリックコレクション
徳島県那賀郡那賀町西納八面神社
韓国 順天市

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