2016年12月15日木曜日

加藤富喜 展覧会を終えて。

織の加藤富喜です。

このたびの「想いアラタに」では、本当に沢山の方にお越しいただけましたこと
感謝の気持ちでいっぱいです。
東京都美術館という場で、自分の表現したいことを展示できたということ、この経験を糧に
また新たな気持ちで作品制作を続けていきたいと思います。
ありがとうございました。



永きにわたる工芸の軌跡の先へ
アラタな想いを今日も繋いでいく

羊から刈り取られた毛に自然界から感じて得た色彩を加え 手から紡ぎだされる色糸が
見せる幾通りもの表情。
頭の中のイメージを織物の構造に置きかえていく
難しさ、おもしろさゆえに、私は羊毛を染め
糸を紡ぎ 布を織る。
自分自身と向き合い 納得するため
糸を紡ぐように 長く長く作り続けていくことが願いである。

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