お詫び
この度、参加予定でした笠原博司さんは体調不良の今回の展示には
不参加になりました。
この国に生まれ、日本の良さをあらためて認識したことの一つが、工藝との出会いでした。私たちの祖先が、その暮らしの中で手から手へと今日まで伝えてきた心と技、そしてより美しくあるための創意と工夫。
これらは、ある日私の中で身近な美の再発見となりました。分けても、「きもの」は日本固有の文化を代表する手仕事ですが、一人の作家として日々これらと向き合うことへの幸せを感じます。
四季のあるおだやかな風土で、移ろう時間を肌で感じながら、人も文化も輪廻する不思議。かつて、人々は太古の時代から、それら全てが未来に繋がっているのだということを知っていたのでしょうか。
本展では、工藝というフィールドで、この繋ぐというキーワードを皆さんといっしょに考えていきたいと思っています。
染織家
1959年 宮城県に生まれる
1985年 長野県松本市に於いて染織作家
本郷大二、本郷孝文両氏に師事
1989年 宮城県にて染織工房
藍學舎を主宰する
1990年~ 「国展」に出品
1994年~ 工藝 藍學舎にて個展開催 於:宮城県加美町
2000年 「きもの・染めと織りと祈り展」(故、立松和平氏による同著出版記念)
於:東京銀座アートホール
2000年 日本こけし館にて宮澤賢治をテーマにした「藍染のれん展」開催
於:宮城県大崎市鳴子温泉
2003年~ 「北杜工藝展(主催:工藝藍學舎)」を立ち上げ、年一回開催
2004年 これまでの活動に対して、染織工芸家・古澤万千子氏らと共に
(財)民族衣裳文化普及協会より「きもの文化賞」の表彰を受ける
2006年 第80回記念国展工芸部門に於いて「80回記念賞」受賞
国画会会友に推挙される
2008年 第82回国展に於いて国画会準会員に推挙される
2009年~ 「新風展(主催:工藝藍學舎)」を立ち上げ、年1回開催
2011年 谷川俊太郎の詩による笠原博司染織展「光の歳時記」開催
於:東京銀座・スペース銀座の社
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