2012年3月6日火曜日

陶 角谷 啓男




既にそこ、ここにあるもの


土の中に秘められたものを現出させるために

手を使う。私の中ではなくそれは既に土の中に

内在している。

私はただの媒介者として耳をそばだて目を凝らし

意識を重ねる。

焼物の工程の中で切れ、割れ 縮れ、ゆがみ等

様々な現象が現れる。それは自然であり生成から

消滅へのメタファーでもある。

焼く行為は委ねるということ。その営為の中に

土の豊かさをみる。



様々な素材や想いと触れ合い どのような展示になるのか

楽しみです。


角谷 啓男

略歴
1980 北海道帯広市生れ
1988 北海道立帯広柏葉高校卒業
2001 東京芸術大学工芸科入学
2007 東京芸術大学美術研究修士課程工芸専攻
陶芸修了
2007 千葉県いすみ市にて作陶
2010 「白金陶芸教室」開校

展示
2003 「言葉じゃない世界へ」 中目黒 ブルーへブン
2004 「3人展」 上野 学生会館 キャッスル
2006 「酒器展」 国立 ギャラリー街角
2008 「個展」  千葉一宮 ギャラリー 801
2009 「ある小説のためのうつわ展」 北海道清水 サワラビテラス 
2010 「multiple」 成田 ギャラリー「間」


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