2012年4月10日火曜日

水通し

織りの小島秀子です。

織り上げた布は必ず水に通して仕上げをします。これを「水通し」といいます。
天気がいい日に庭で水通しをするのは気持ちがいいものです。
織り上げた喜びと、水の中で見る布の美しさ、これは作り手にしか味わえない極上の幸せです。水に通した後は張り手という物で布を挟んで引っ張って張ります。そのあと、伸子(しんし)という針のついた竹ひごで幅を出して行きます。
伸子は以前、染の大木さんが紹介した物と同じです。
水通しの時に布に皺をつけてしまうと、アイロンでも消えないので、手早く気を使って作業をします。





0 件のコメント:

コメントを投稿