2012年5月30日水曜日

染料棚

染色 桂川美帆です。

染色作品には独特の美しい色彩や、防染することで得られる特異な見え方があります。
一般的な絵画に見られる絵の具による表現は、あくまで表層の事象です。
しかし「染色」とは物質自体の色を変化させる行為なのです。
染液が繊維の芯までしっかりと染み渡った時、透明度が高く鮮やかな、それでいて重厚な色彩が得られるように思うのです。そして、その素材自体の発色として観る者に強く訴えかけてきます。(そんな気がしてます!)
私は その美しい色彩と、ある種異質な質感に魅せられて、あえて染色という表現方法を用いて作品を制作しています。

染料には、色〜んな種類があります。
とても紹介しきれませんが、使う生地の材質や、技法に合わせて選んで使用します。

こちらが、普段私が通っている学校の染料棚です。2種類の染料が常備されています。
そして、下の写真は、色見本帳です。濃度や、調合を変えれば色数は無限です!




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