金属工芸の道具のお話。
金(かな)ヤスリ。
金属のヤスリになります。
色んな金属の形を整える作業が毎日しているわけで。
やすり作業って飽きたりもするんだけど。
非常に、奥が深い。
金ヤスリは、5本組、8本組、10本組、12本組など種類があって、
主に大きさを表わしていて大きいものから、小さいものになっていきます。
5本組の上にも大きい板状の大きいヤスリもあったり、12本組の下に
さらに精密ヤスリ、ダイヤモンドヤスリ系がくるのかな。
大学の時に、必要な工具として、組一つずつ、一通りそろえるわけですが。
この5、8、10、12本組には、さらに、別々に4段階程度、荒さがあります。
荒目、中目、細目、油目ってな感じに。
基本は5本組は、5本セットで売っているものですが、目によって、
バラで買い足したりするので本数が数が増えてきます。
大学の時に揃えた物って意外にバラバラで、順番で使いやすくはあるんだけど
最近は、新しく手に入れた5本組、8本組の油目がなかなか調子良いのです。
少しずつ、ヤスリも増やしていきたい。
毎回、削る形が違うから、どれを選んでどの順番で削るか。
そんなことを考えて、ヤスリの作業をしています。
金やすりは、機械で彫ったものもあれば、職人さんが彫ったものもあります。
右利き用と左利き用もあるようです。
自分は、左利きで。
若干、削りにくいこともあったりして。
削るものとヤスリの刃をまっすぐにしてやらないと
刃が悪くなってしまったりします。
いつか職人さんに左利き用に彫ってもらって
組ヤスリたくさん揃えたいです。少しずつでも。憧れです。
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