2013年5月17日金曜日

白という色

やきものを始めた頃から 作る作品の中に
白という色を外す事はありませんでした
何度も何度も いろいろな人に
「絵は描かないの?」
と聞かれてきました
絵は描きません
私の作るものは絵を描くことによって出来上がるのではなく
そのかたちと白色とで纏った佇まいで出来上がると思っています
そして 素材の白さに憧れて始めた白磁
やきものの「白」にもほんとうに様々なバリエーションがあるのです
白の土そのものでも様々な種類がありますし
釉の原料の違いによって、焼き方によって
×作り手 の数だけ違う…と言っても過言ではありません
青みがかった白
黄色がかった白
アイボリーな白
透明感のある白
柔らかさのある白
硬質な白
前回の「想いを繋ぐ」でもそうでしたが 会場の中にどのように白の作品を浮き上がらせるか…
普段 日常使いのうつわ類を作ることがほとんどのわたしが
違った側面でどんなものをお見せすることができるのか…まだまだ模索中です

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