今回の展覧会の前に
偶然にも生まれ育った街へ行く機会を得ました
この街で 私は初めてやきものに触れ その楽しさを知りました
そこは札幌冬期オリンピックの選手村だったところです
冬になると真っ白な雪に包まれたこの小さな丘で小さなスキーやそりで遊んだ
思い出があります
そしてこの公園の向こうに見えるマンションの9階の窓から
落ちてくる雪を眺めていました
これは小学校の校門です
陶器のタイルが貼られているのがわかるでしょうか…
これは私たちの学年でデザインを考え
皆で割り振って粘土の板にレリーフを施し
一枚一枚作り上げ組み合わせたものです
このような校門は他に見たことがありません
そしてこれはその当時の私の学年全員の自分の顔のタイルです
ちょうど6面になっていて一人一人作った全校生徒の顔が貼られています
でも 残念ながらこの小学校は統合により廃校になってしまい
いつこれらが無くなってしまうかわかりません
他にもオリンピックのメイン会場であった緑豊かな広い広い公園や
今は夜景のきれいな観光地となっている山の 雪に包まれた風景や思い出
その場に立たなくても目に浮かんできます
その場に立たなくても目に浮かんできます
私はやきものと雪に囲まれていたのです
そして今回の展示作品の為に描いていたイメージもこの地での風景です
まだ 冬ではありませんが そんな時にこの街を訪れることができたのは
何か偶然とは思えないのです
私は 私のはじまりを強く感じ 戻ってきました
今 どんな展示になるのか 不安と期待でいっぱいになりながら
作品に向かっています
私は 私のはじまりを強く感じ 戻ってきました
今 どんな展示になるのか 不安と期待でいっぱいになりながら
作品に向かっています
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