2014年11月23日日曜日

出品作について

陶芸の前沢幸恵です。

会期も近くなり、現在は展示台制作も同時に進行しています。
私が今回出品する作品のモチーフは“クラゲ”です。



クラゲは表皮の一部分に色や模様がついていて、それが薄い表皮を何枚も透かしてあたかも全体がその色であるかの様に見えます。
表面に見えているいろは、じつは中心のいろが透けていたり、周りの水の色、光を反射しているものだったりします。

変だとは思いますが、私はクラゲと違い固いけれど、陶器も似たようなところがあると前々から思っていました。電動ロクロでは内側から膨らませて外側の形を作っていきます。内側と外側が常に連動しているというところが陶芸のロクロの特色であり、クラゲと少し似ているのではないかと私は思っています。

今回、“いろ”という大きな主題で、周りのいろや、素材自身のいろを反射、反映するものをテーマに制作しました。
会場でご覧いただけたら幸いです。






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