工芸グループ「月火水木金土日」を立ち上げて6年が経ちました。
都美術館で4回の展示が実現できましたこと、そして多くの皆様に応援頂だきましたたことを心から感謝申し上げます。
6年前にこの会を立ち上げた大きなきっかけとなりましたのがこの「都美セレクション グループ展公募」でした。キュレーターの南嶌 宏さんの熱い想いに触れ、アートのパワースポットとも言える前川國男の設計したこの都美術館でこそできる展示があると強く思いました。
工芸は先人の技術を受け継いで成り立っている仕事ではありますが、技術を継承するだけでは模倣にしか過ぎず、新しい自分の世界を確立できない。その為には新しい繋がりが大切なのではという強い思いで第一回展の「思いを繋ぐ」からスタートしました。
4回目の「想いアラタに」を企画して、1年半の間メンバーは「アラタな想い」と向き合ってきました。今回はギャラリーAでの初めての展示となりました。
前川國男の世界観に抱かれて最後の展示ができたことにも素晴らしい繋がりを感じずにはいられません。
また、今回は作家とSHIMA ART&DESIGN STUDIOによる展示構成だけではなく、照明・音楽に垂見幸哉氏、写真 の花田竜一氏に大きな力をいただきました。
想いアラタに、工芸に触れる
数多に広がる表現の中、改めて共有の原点を確かめ合う。
素材との対話から自然を尊ぶことを知り
受け継がれる技術は、人と人との繋がりの中で高められてきたのだと気付くとき
手の中に喜びと希望を感じて、自らの想いを作品に込める
永きにわたる工芸の軌跡の先へアラタな想いを今日も繋いでいく
数多に広がる表現の中、改めて共有の原点を確かめ合う。
素材との対話から自然を尊ぶことを知り
受け継がれる技術は、人と人との繋がりの中で高められてきたのだと気付くとき
手の中に喜びと希望を感じて、自らの想いを作品に込める
永きにわたる工芸の軌跡の先へアラタな想いを今日も繋いでいく
光の指し示す先、「アラタな想い」は、思えば当たり前の毎日の自分です。
創作の日々、毎日毎朝、想いは更新されてゆき仕事に立ち向かっています。
東京都美術館での私たちのチャレンジは これで終わりますが、アラタな想いは私たちの中にもご高覧くださった方たちの中にも更新されつづけ、繋がっていくことと思います。
最後に、今年初めに思い半ばにして亡くなられてしまいました南嶌 宏さんのご冥福をお祈り申し上げます。
小島秀子
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