染色作家の桂川美帆です。
今日は今回の展覧会のテーマである「色」について…
私が重視する物は「色」以上にはないといっても過言ではありません。
作品を作る上で、一番始めに脳の中に広がるのは、色彩のイメージです。
色彩によるイメージの風景から、それに見合った「形」が生まれます。
「形」から「色彩」の大きさや明暗、彩度を再び明らかにしてゆきます。
そうして「絵」が定まってくるようです。
一つ一つの「色」よりもいくつかの色彩同士の響き合いに、いつも心が動かされます。
特に自然界の色の響き合いは、私の想像力を掻き立てます。自然界には不思議と、補色に近い響き合いが溢れます。
私にとって「色」とは想像力を刺激する無限の力です。
「7つの心と今日の夢」(細部) 絹に臈纈染め 2010年 |
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