2014年10月30日木曜日

銅のいろ 金工 長谷川大祐


こんにちは、金工の長谷川です。
銅板を使って作品をつくっています。
今回の展示は「いろ」がテーマの一つになっています。
じゃあ銅の色は?と言われて、思いつくのは身近にあるもので10円玉のいろではないでしょうか。
硫化された茶系のいろです。
ほかに思いつくのは、古い銅にふいた緑青の青〜緑のいろでしょうか。
そんななかで、第一回都美グループ展で一緒に展示をした本田ゆうすけさんが、
銅に赤い酸化皮膜をつける緋銅着色というものをしておりました。
地味ないろのイメージしかなかったなかで赤の綺麗な色味が出せることに大変驚きました。

限られた色のなかで、いかに多くのいろを感じてもらえるかが今回の展示の面白いところです。
緋銅のような新しい色味の勉強や、銅の茶系のいろを様々な形状やテクスチャーを用いて
銅のいろをより多く引き出せるような展示をできればと考えています。

長谷川大祐

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